SSブログ

Vol.16 こうしてはじめよう!おケイコでお仕事

 前回の続き、おケイコを仕事につなげる実践編です。

 趣味を収入にするのに一番トライしやすい方法は、作品を売る、もしくはその技術を人に教えることでしょう。最近は雑誌でも特集が頻繁に組まれるようになり、副業やちょっとしたおこづかい稼ぎとして趣味を仕事にすることが比較的容易になってきています。「何からはじめればいいのかわからない」という人も、ちょっと調べてみれば、ビックリするくらいその手段が増えてきていますよ。

■「売る」行為を通じてあなたのファンを増やそう

 まずはクラフトや雑貨、アクセサリーなどの作品を「売る」場合。今やリスクを冒して店舗を立ち上げる必要はありません。こんなにたくさんの場所やメディアがあなたの作品を待っています!

・ネットショップ
 一番手軽で、多くの人に作品を見てもらえる確立の高い方法です。必要なものは、ネット接続できる環境とパソコンにデジカメ、そして少々のホームページ作成の知識。HPを作るときはレイアウトや使い勝手に工夫を凝らして。リンクを増やしたりメルマガを発行するなどして、アクセス数を増やす工夫をすることが大切。特定商取引法(http://www.meti.go.jp/policy/consumer/contents1.html)に基づく事項の明記を忘れずに。

・ショップ提携
 お店やカフェ、ギャラリーなどと交渉して、作品を置いてもらう方法。カフェの一角で雑貨を販売したり、週替わりでアーティストの作品をおいてくれる雑貨店なども増えていますから、お店に自分の作品が商品として並ぶ光景は、夢ではなくなってきています。最近は、コンセプトにあう商品を一般に募って販売する「委託販売ショップ」も登場。販売ノウハウを持たない人にとっては心強い存在です。

・フリーマーケット
 リサイクル品販売のイメージが強いフリマですが、上手に活用して人気を博しているアーティストも増えています。いろんな人が訪れますから、多くの人に作品を見てもらえるチャンス。展示方法を工夫して、自ら販売を楽しみましょう。作品に興味を持ってくれた人と積極的にコミュニケーションすれば、ファンも現れるでしょう。

・イベント
 有名どころでは東京の「デザイン・フェスタ(http://www.designfesta.com/)」、名古屋の「クリエーターズマーケット(http://www.creatorsmarket.com/)」など。もとはアート系のイベントですが、参加資格は基本的に不問。新人作家、アーティスト発掘の場として、各業界の関心も高いイベントなので、一気にメジャー路線が狙えるかも!?

・レンタルボックス
 もの作り好きの間で近頃人気。大きさの決められたボックスを一定期間借りて、作品を展示・販売できるスペースです。ボックスレンタル料と売り上げの一部を手数料として支払いますが基本的には安価。ボックス内は自由にレイアウトできるので、作品と一緒にフライヤーや作品集なども添えておけば、幅広くアピールできます。

■ミセスにもはじめやすい「先生」のお仕事

 ある程度の知識やスキルを身につけて、友だちから「教えて!」と言われるようになったら教室をはじめる方法もあり。生徒という相手がいるので自己都合でレッスンをキャンセルするのはNGですが、それさえ守れば好きな時間を仕事にあてられます。「子どもが学校に行っている間だけ」など、ミセスにもトライしやすいでしょう。

・スクールで教える
 すでに存在しているスクールに「先生」として所属する方法。今、あなたが学んでいるスクールで講師の募集があれば名乗りを上げてみてもいいし、求人のあるスクールのオーディションに挑戦してみても。アシスタントからスタートすることも可能なので、しっかりした経験を積みたい人にうってつけ。

・認定教室をはじめる
 特定のスクールや団体の認定を受けて教室を開講する方法。受け持つクラス数やレッスン時間、場所などは基本的に自由に決められるうえ、母体のスクールや団体のノウハウが使えたり、バックアップが期待できるので安心してはじめられます。音楽教室や英会話教室のフランチャイズなどが代表的。

・出張講師として教える
「教えてほしい」という要望のある場所に、自ら赴いて教える方法。語学レッスンやマナー講習など身体ひとつでできるレッスンに向いていますが、クルマがあったりレッスンする場所にすでに道具類が準備されていれば、どんなジャンルでも実現可能。実績を積めば、講演会や企業研修などを請け負うこともできるかも。

・ショップ提携で教える
 飲食店の厨房を使ってお菓子のレッスン、雑貨店でそのお店の商品を材料に使ったクラフトのレッスン、カフェの一角でアロマテラピーやネイルなどのレッスン…。さまざまなジャンルの人気ショップが店内でレッスンを行っています。教える方は場所代がかからないし、ショップにとってはウリができる双方にうれしいシステム。

・自宅で
 広報宣伝の方法や材料などの調達ルートを自分で決めなければいけない面もあるけれど、規模もレッスン数も時間も自由に決められる、手軽なお教室の開講方法。まずはお友だちや知り合いを中心にはじめてみて。事前に家族の了承を得ることが一番大切です。

■なにはなくともまずパソコン!

 スクールで講師として働くケースなどを除けば、趣味のおケイコから発展させた仕事は個人事業主として行うことが多いもの。そこで、あなたを強力にサポートしてくれるのがパソコンです。人を雇う余裕がなくてもスタッフ数人分の働きをしてくれますから、仕事を始める際は入手しておくことをオススメします。たとえばパソコンが1台あれば、こんなコトもできちゃいます。

・名刺、DM、フライヤーなど広報グッズの作成
・テキスト、作品集などの作成
・ホームページ作成、メルマガ発行、メーリングリストの運営
・顧客管理、売り上げ管理
・メールやFAXの送受信、情報収集

 いかがでしょう? これだけの方法があれば、なんだか自分にもできそうな気がしてきませんか?

 大切なのはまず、はじめの一歩を踏み出すこと。あとはひとつひとつの仕事にていねいに対応していけば、少しずつでも規模は大きくなっていくはずです。好きを仕事にすることに憧れている人は、ぜひ挑戦してみて下さいね。

まとめ

・作品の販売を仕事にしたいときは、まずは自分の作品をできるだけ多くの人に知ってもらうことからスタート。メーカーや企画会社への売り込みのほか、イベント参加、ネットショップの立ち上げなどを積極的に行ってファンを獲得することも大切。

・教えることを仕事にするなら、生活パターンを考慮しながら、どんなスタイルで教えるのがベストかを検討して。生徒募集、カリキュラムの作成、材料の調達など、レッスン以外にもやらなければいけないことが案外多いので事前準備をしっかりと。

・一人で仕事を始めるなら、パソコンは入手した方がベター。メールのやりとり以外にも、情報収集、売り上げ管理、広報宣伝、グッズ作成など、一台でスタッフ数人分の活躍をしてくれます。

・事前に必ずチェックしておきたいのが関連法規。副業としてはじめるなら在籍している会社・組織の「就業規則」を熟読! ネットショップを開くなら「特定商取引法」に基づく記載事項を必ず明記。食品を取り扱う仕事なら「食品衛生責任者」を取得しておく必要があるケースもありますし、リフォーム品やアンティークを扱うなら「古物商」資格が必要な場合も。また、仕事を始めると多くの個人情報が集まってきます。「個人情報保護法」に基づき、情報の取り扱いには細心の注意を払って下さい。


阿部志穂

学び
資格趣味大学・大学院留学


2006-02-21 10:46  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(2) 
共通テーマ:学問・資格(旧テーマ)

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証: 下の画像に表示されている文字を入力してください。

 

このブログの更新情報が届きます

すでにブログをお持ちの方は[こちら]


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。