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Vol.3 定番資格こそ"自分らしさ"を活かせるツール

■取得した資格を活かすイメージ、あなたは持っていますか?

 みなさん、こんにちわ。もの書き阿部志穂は、この暑さに負けず働いています(^-^)。お盆が終わると、暑さの中にも秋の気配が少しずつ混じってきますが、資格的視点で見れば、9月10月は1年の中でも最も試験の多いシーズン。取得を目指して頑張ってきた人たちは、センチメンタルになっている間もなく、試験に向けてスパートをかけ始めた頃ではないかと思います。わたしも10月末にある資格の試験を控えています。同志のみなさん、あと一息、一緒に頑張っていきましょうね!

 試験の後に待つのは合格ばかり(希望的観測)ということで、今回は、取得後の資格の活かし方について考えてみたいと思います。

 今、資格の取得を目指している人は、その後の活かし方をどこまで考えていますか? 資格を活かす自分のイメージを、どこまではっきり持っているでしょうか。資格の活かし方、資格が活かせる場所は、書店に並んでいる資格ガイドにもとりあえずは掲載されています。けれど、それはあくまで代表例であり、それしか出来ないというものではないのです。

■個性溢れる活かし方を見つけた人は、とってもハッピー!

 たとえば「簿記(正式名称:簿記技能検定)」は、定番中の定番資格ではありますが、一般には経理職限定のイメージが強いと思います。でも、実際の取得者の中には、学んだ知識を活かして家計のスリムアップを実行し、見事、夢のマイホームを手に入れた主婦の方もいれば、クライアントの経営状況を分析した提案型営業が功を奏し、トップ営業マンにのぼりつめた人もいます。ネイリスト、なんて、一見簿記とは関係ない仕事の人が取得しても、独立開業する際には、原価計算や儲かるお店作りに知識を活かすことで、有能な経営者としての手腕を振るうことができるのです。

 また「社会保険労務士(社労士)」は、年金や保険のスペシャリストと言われていますが、なにも人事・総務職の人だけのものではありません。わたしがこれまでに取材した人の中には、長年歯科助手(歯医者さんの窓口業務)を勤め、歯科業務も、患者さんの気持ちにも精通しているという強みに社労士資格をプラス。近隣エリアの歯科医師の労務管理を一手に引き受ける仕事を始め、大成功を収めた女性がいました。「優秀な歯医者さんほど経営者としては危うい部分があって。そこを私がフォローできれば、お互いにもっといい仕事が出来ると思ったんです」という彼女の言葉は印象的でした。

■資格を活かすキーワードは「客観性」と「想像力」

 定められた業務範囲さえ超えなければ、資格はどんな風に活用したってかまわない。個性的な活かし方ができれば、就職市場では武器にさえなります。その方法を見つけるために必要なのは、「想像力」と「客観的な視点」。これは、前回お話しした“棚卸し”の作業にも通じてきますが、自分の強み、経験、やりたい仕事のスタイルがわかっていれば、極端な話、資格はその形に合わせていかようにもこじつけられるということです。逆に、取得後がイメージできていないと上手に活かせない資格だってあります。扱う書類が1万種以上にのぼると言われる「行政書士」などはその最たるもの。活躍中の取得者は「外国人の出入国・帰化」「農地転用・開発」など、みな得意分野を持っています。せっかく時間と労力を費やして取得する資格ですから、その威力は最大限に発揮させたいもの。そのために、ぜひ、学習中から想像力を鍛えることを忘れないで下さい。実はこれ、天職を探すためのプロセスと、同じだったりするんです。


◆簿記技能検定
http://www.kentei.org/boki/
主催団体:日本商工会議所
資格概要:簿記会計を通じて経営管理能力を測る資格試験。資格レベルは3~1級で、帳簿の記入方法がわかる3級、財務諸表が読み取れる2級、経営管理者レベルの1級と分かれている。就職市場で武器になるのは2級以上。試験は年に3回実施される。
受験資格:特になし。1級合格者には税理士試験の受験資格が与えられる。

◆社会保険労務士
http://www.sharosi-siken.or.jp/
主催団体:全国社会保険労務士会連合会 社会保険労務士試験センター
資格概要:労務や保険、年金などの法規に基づく申請書の作成、提出が主な仕事だが、労働環境の変化や社会の高齢化などに伴ってコンサルティングも重要な業務になりつつある。扱う法規は51種あり、業務範囲も広い。試験時期は毎年8月。
受験資格:短大、高校専門学校卒業以上、実務経験3年以上など、いくつかある条件のうちひとつを満たしている者。

◆行政書士
http://gyosei-shiken.or.jp/
主催団体:(財)行政書士試験研究センター
資格概要:総務省管轄の国家資格。「街の法律家」と呼ばれ、行政庁に申請する許可や認可のさまざまな書類の作成代行をする。独立開業も可能で、簿記、英検、宅建など、得意分野とのダブル資格で活躍の場を広げている人が多い。試験時期は毎年10月。
受験資格:平成12年より受験資格は撤廃され、誰でも受験できる。


学び
資格趣味大学・大学院留学


2005-08-16 10:51  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(2) 
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